OKAYAMA WORK STYLE

小川 宗章 さんMuneki Ogawa

2017.12.01

株式会社トミヤコーポレーション
トミヤ メカミュージアム店 副店長

すべての経験は、自分を磨くためのもの。
仕事を通じて人は成長できる。

写真:接客をする小川さん

モノではなく、
自分という人間を売る仕事

ブランド時計やジュエリーなどのメンズ雑貨を扱うセレクトショップで、副店長を務めています。私達が販売する商品の多くは、お客様にとって一生に一度や人生の節目にお求めいただくもの。お客様の大切なお買い物をお手伝いできることに、とてもやりがいを感じています。この仕事を始めて気づいたのは、接客とは単にモノを売るだけではなく“人間”を売るものだということ。まずはお客様に信頼していただき、選ぶ時間からその後の長いお付き合いまで含めて、物以上の価値を感じてもらえることが大事です。人生経験の豊富なお客様から学ぶべきことは多く、接客を通じて視野が広がりますね。副店長の職務としては、店舗の管理とスタッフのマネジメントも大きなウェイトを占めます。トップと現場の意見を共有するクッション的な存在と言えるでしょうか。入社7年目になりますが、この仕事の面白さと難しさを実感する日々です。

写真:スタッフと話す小川さん

20代前半で味わった
キャリアと挫折

20歳で入社し、最初は別の姉妹店に配属。3年目に同店の副店長になり、その1年後には当時最年少で店長職を任せてもらえるまでになりました。自分の仕事が認められた嬉しさの反面、内心では大きな肩書にプレッシャーと不安の嵐。特に人の上に立つこと、管理することの難しさに直面しました。年上の社員への接し方や会社の方針の伝え方……店長としてどう接するべきか迷い、結果スタッフと良好な関係が築けませんでした。歯がゆい思いや失敗もそれこそたくさんあり、店長を務めた1年間は自分にとって一番辛い時期。結果として今の店舗の副店長に異動が決まった時は、正直悔しさと挫折感でいっぱいでした。しかし、その時に社長からいただいた「この異動は降格とは違う、より経験を積んでほしいから」という一言で前向きになれたんです。チャンスを与えてもらったことに有難さを感じ、自分の仕事に何が足りないのかを見つめ直すことができました。

写真:店内に立つ小川さん
写真:店内のディスプレイ

他人や環境のせいにせず、
経験を糧にする

店長だった当時、私の店舗には副店長がいませんでした。すべてを自身で引き受けなければならず、相談相手もいない状況に苦労していたんです。しかし今の自分が副店長になったことの意味を考えた時、「自分があの時に欲しかった右腕役になれば良いんだ」と気づき、自分のやるべきことがクリアになりました。肩書は下がっても、そのおかげで過去の経験が今に生かせている。これを機に、仕事への向き合い方も変わりました。今はとにかく周りの方々を見て学び、もっと経験を積みたい。人柄を売るというこの仕事の誇りと感謝を胸に、20代のうちにまた店長として選ばれる自分を目指します。

写真:屋外でノートを開く小川さん

もちろん、今でも葛藤だらけで自信なんてありません。肩書と自分とのギャップに悩むことも多いです。けれど、失敗を他人や環境のせいにせず、辛さも喜びもすべて自分を磨く機会だと捉えれば、仕事は何より人を成長させてくれるもの。せっかくなら、思いきり壁にぶつかって自分を高めていったほうが仕事は楽しくなる。そう思います。