OKAYAMA WORK STYLE

田中 隆博 さんTakahiro Tanaka

2017.12.01

株式会社ジョア 執行役員

楽しい気持ちが仕事の原動力。
一人ではなく、仲間と共に結果を出す。

写真:マネキンに着せた洋服を確認する田中さんの手元

モノづくりの楽しさを味わう日々

女性の仕事着を製造・販売するアパレル会社に勤務しています。前職はグラフィックデザイナー。カタログデザインを担当したのが縁で25歳の時に入社しました。入社当時は社長を含めて5名、少人数のアットホームな社風の中で男性社員は私一人。独学で知識をつけながら、企画やプロモーション、服のデザインに営業とあらゆる事を任せてもらいました。元々モノづくりは得意分野。自分のアイデアを形にして、最初から最後まで商品開発に携われる環境は、作り手として純粋に楽しいものでした。
会社の拡大に伴い社員も徐々に増えましたが、30代までの私は完全にスタンドプレイヤー。自分が良いものを作って世に出すことこそ、一番やりがいを感じていた部分だったのですが、それは裏を返すと自分の好きな仕事にしか情熱が無かったということでした。当時は部下の気持ちに向き合えず、管理者としての意識が持てなかったんです。

写真:社内でスタッフと打ち合わせをする田中さん

チームプレーの楽しさに気づく

40代を超えると、自分の感性やクリエイションの限界にもぶつかりました。殻を破らなければと焦りつつ、仕事に対してどこか一生懸命になれない自分がいました。転機になったのは、2009年にブランド戦略を切り替え“可愛い”というコンセプトに特化したこと。この時初めて外部のコンサルタントに依頼をしました。その時に言われたのが「商品の8割を占める可愛いデザインを追求して、後の2割はやめる選択肢もある」というアドバイス。思い切った決断でしたが、服のデザインやモデル、名刺に至るまで可愛い見せ方にこだわり続けたおかげでブランドカラーが生まれ、結果大ヒットに繋がったんです。自分が思い描いていた可愛いデザインが、チーム全体で取り組むべき明確なビジョンになりました。私もその頃から、部下が実力を発揮し成長すること、会社全体で良い成果を出すチームプレイの面白さが一番の楽しさに変わりました。

写真:ホワイトボードに書き込みをする田中さん
写真:社内でスタッフと打ち合わせをする田中さんの手元

共に成長し、共に楽しもう

私と一緒に働くスタッフは女性が中心。職場の人間関係や家庭との両立といった、女性が働き続ける上で壁になることも積極的に話し合うようにしています。女性の仕事服を作る上で、彼女達の感性や視点は必要不可欠。流行のファッションやスイーツなど、今の女性が関心のある話題についても情報交換をしています。また、各部署やチームのリーダーに対して経営理念や戦略、目標などをしっかり共有し合うことも重要。トップダウンだけに留まらず、社員間で意見調整をする勉強会を実施し、それを評価制度の中にも取り入れています。

写真:製品の制服を着せたマネキン

私の仕事の原点は“楽しむこと”。それは、不安や困難があっても、楽しみを見出そうとする意思を忘れないことです。楽しむ気持ちが良い結果を生み、結果が出るとより仕事が楽しめる。さらには、皆が楽しめば相乗効果が生まれもっと良い成果に繋がります。
同じような立場の方に何かお話ができるとすれば、「働く目的は経営理念の追求」ということですかね。働く社員が「会社の経営理念」と「自身の自己実現」を心地よく重ねることができれば、一人ひとりが理念の実現に向け意欲的に仕事に取り組むことができる。そうすれば組織はもっと輝く。これからも、みんなと共に成長し、共に仕事を楽しみたいと思います。