OKAYAMA WORK STYLE

高橋 真一 さんShinichi Takahashi

2017.12.01

Vihara hair & beauty life salon 代表/美容師
株式会社いち 代表取締役

仕事とライフスタイルが一致することが大切。
嘘のない仕事をしよう。

仕事の境界を超えた、マルチな活動

ヘアサロンのオーナーを務める傍ら、地域の活性化や環境問題に関わる様々な活動に取り組んでいます。例えば2011年から定期開催している「有機生活マーケット いち」をはじめオーガニックカフェ「+1」の運営など、オーガニックカルチャーを提案する場所づくり、備前焼やキャンプ場のプロデュースのほか、最近はロシア人プロデューサーと一緒に音楽プロジェクトも始めました。どれもサロンワークとは違う分野かもしれませんが、自分自身が本当に必要だと思ったことばかり。最近では仕事とプライベートを区別せず、同じ観点でポジティブに活動することを“ワーク・ライフ・ブレンド”と言うそうですが、ちょっとそれに近いかもしれません。やりたいことを実践するうちに自然と、このスタイルに行き着きました。私もオンとオフの境目なく、すべて “人生の一部”として楽しんでいます。

仕事観を決めたきっかけ

こうした考え方になったのは、18歳の時に誘われて入ったヘアサロンでの出会いが大きいですね。当時師事していたのが、国内外で活躍していたメイクアップアーティストの女性。彼女を含め、周りの人達もユニークで魅力的な方ばかり。彼女達から教わる海外のファッションやカルチャー、クリエイティブなセンスに刺激を受けながら、遊びと学びが一直線上にあるワクワクした日々を過ごしました。面白い人達と過ごす環境そのものが楽しくて、そこがたまたま美容業界だったというだけ。この時いろんなものの見方や考え方に触れたことで、仕事はやりたいことを実現する手段の一つにすぎないという仕事観が生まれました。

また、その後独立し自分で始めたサロンでは、使用する薬剤での手荒れに悩んだことで環境問題に興味が湧いていたため、より安全なオーガニックケアの提案に特化したサロンを展開。さらに2011年の東日本大震災を機に本当に必要なことを考えていくと、「心身の健康」そのものが大きな私のテーマなっていきました。その後、もっとオーガニックを難しく捉えず楽しみながら共感できればと思い、仲間と共に「いち」を設立。この活動を通じて出会った人とのネットワークが広がり、さらに新しいプロジェクトへと派生していきました。人や物、アイデアがどんどん繋がる良いスパイラルが生まれています。

仕事とライフスタイルを重ねると

もちろん、どの活動もやるからには成果を出さなければいけませんし、責任も伴います。特にサロンワークはお客様と一対一のサービス、自分の仕事がダイレクトに結果となって返ってくる。そのシビアさには若い時から鍛えられているつもりです。常に感謝を忘れず、相手と自分にとって嘘のない仕事をすることが良い結果に結びつくと思います。

「生活のため」と義務感だけで働くと、仕事の時間がネガティブなものになってしまいます。そうではなく、仕事もプライベートもすべて人生を充実させる大事な要素。自分の価値観を軸に、やりがいや使命、自分を解放できるような楽しさを持つことが必要です。もし同じ場所で行き詰まったら、趣味でも良いから活動の場を持ち、新しい情報や交流を広げてみてください。仕事とライフスタイルを重ね合わせ、それぞれの経験を活かしあえば、さらに人生が豊かなものになると思いますよ。