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【竹本塾】「成果を出せる 学習する組織」を計画的に開発する4ステップ

組織も未来創造のために作られる〜人が集まって組織になるが、烏合の衆では成果が出ない〜

 

「経営を支えるのは組織力です。組織の状態で経営すべてが決まると言っても過言ではありません。

組織で実現したい世界観を実現するために「学習する組織」をどうすれば計画的に開発することができるのかを考えていきたいと思います。


学習する組織を開発するために、「なぜ組織を作る必要があるのか」を考える必要があります。まずはそこを考えていきましょう。人生の本来の目的が未来創造であるとするなら、組織も未来創造のために作られると考えることができます。一人ではできない理想の実現のために、人は集まり力をあわせます。


それでは、どのような組織ならば、未来創造のために効果的なのでしょうか。

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組織が成立するために必要な3つの要素

経営学者であるチェスター・バーナードは組織成立要件として以下の3つをあげています。

  1. 共通の目的
  2. 貢献意欲
  3. コミュニケーション

この3つの要件を効果的にするところから組織力の向上、組織開発は始まります。とはいえ、「どこから手をつければいいのか途方に暮れてしまう」というのが多くの組織の現状の姿です。組織開発を進めるには、その組織に応じたプロセスの開発が必要です。ここでは最低限必要な組織開発の4ステップをご紹介させていただきます。

STEP1 「自己を確認し、ビジョンを共有する」

同じビジョンを持つ仲間同士であっても、「あいつとは話が合わない」、「一緒に働くのは嫌だ」などという気持ちの行き違いはよく起こります。このような気持ちの行き違いは、単に1対1の間で起こっているとは限りません。組織全体のつながりの中で、一人ひとりが互いに、また内部、外部の集団をとおして影響を与えあっています。組織の人々の関係がどのような状態になっているかを把握し、関係を良いものにするためのレバレッジを見出すことで、ムリのないチーム形成を図ることは、手間はかかりますが、組織開発にとっては効果の高いことです。

STEP2 「お互いを認め、チームを作る」

同じビジョンを持つ仲間同士であっても、「あいつとは話が合わない」、「一緒に働くのは嫌だ」などという気持ちの行き違いはよく起こります。このような気持ちの行き違いは、単に1対1の間で起こっているとは限りません。組織全体のつながりの中で、一人ひとりが互いに、また内部、外部の集団をとおして影響を与えあっています。組織の人々の関係がどのような状態になっているかを把握し、関係を良いものにするためのレバレッジを見出すことで、ムリのないチーム形成を図ることは、手間はかかりますが、組織開発にとっては効果の高いことです。

STEP3 「ともに学ぶ」

ビジョンの共有とチーム形成ができた段階で初めて、チームメンバーがともに学習することが可能になります。
メンバーが互いの違いを認め合い、相手の意見に耳を傾けるところから対話(ダイアローグ)が始まります。正しい意見というものはなく、さまざまな意見を尊重しようという立場に、メンバー全員が立つことが大切です。また、多様性を重視し、人によって学ぶスピードや方法が違うこと、言葉に対する定義の違いや思考パターンの違いがあることを認めることも必要です。
対話(ダイアローグ)は複数の人の異なる意見から新たなものを創造します。この創造こそが、成熟経済化した現代に求められているものであり、創造し続ける組織のみが、未来を勝ち取ることができるでしょう。
創造性が高く、学習を促進する組織には、ある程度、長期的視野で人を育てる視点が求められます。かといって成果を考えなくて構わないというものではありません。人材育成方法や組織学習の場の創出方法はその組織ごとに検討する必要があります。組織のステージにあわせ、どのような制約要因のもとで人材を育成し、チーム学習の場を作るのかは、組織の置かれた状況や目指す姿を考え合わせて検討する必要があります。

STEP4 「学習を定着させる」

組織開発は、組織に学習の種を埋め込むことで、継続的に自ら振り返りと革新を行なえる組織状態を生み出すことです。そのためには、中期的視野で組織開発を設計する必要があります。最終的には、革新が継続していくように、自組織内に人材を育成するとともに、自組織の状態を振り返る仕組みを定着させることが必要です。

全体を支える「システム思考」

人間は個別の体を持っていますが、個別に完結した存在ではありません。
その場に存在する人たち内部の人たち、また外部の人たちがお互いに影響しあい、変化しあいながら、日々活動しています。
また、ビジネス現場で起きる事象も同様に、個別に完結したものではありません。さまざまな事象はお互いに複雑に絡み合い、関連しあい変化しています。
このような全体の複雑なつながりを洞察し、新しいつながりを発見する思考が「システム思考」と呼ばれるものです。システム思考は全体のつながりに注目することで、洞察力を向上させ、組織の創造性を高めます。

株式会社SWITCH WORKS 代表取締役/人材開発トレーナー 竹本 幸史