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【竹本塾】社員が働くオフィスを「知識創造の場づくり」に

2017.01

コラム

『オフィスを「知識創造の場づくり」に』

職場を取り巻く経営環境は、大きな転換期にあります。

オフィスはかつての労働者や業務を管理する機械的な機能的空間から、創造的に働く人間的意味を持った空間へと変化し、経営変革やイノベーションといった概念と結びつくようになりました。

知識社会経済やネットワーク技術の台頭など変化に応じて社内の事業部間、グループ内企業間、顧客やパートナーなど多様なステークホルダーとをつなぐコラボレーションの「場」、すなわち経営空間としてワークプレイスが求められています。

イノベーションとは、社会や顧客の暗黙の知識を共有し、そこから価値を発見し、サービスやモノとして具体化していく知識創造のプロセスだと考えられます。そこでワークプレイスは、オフィスにとどまることなく、物理的場所を超えたITを使った関係性のプラットフォームやそこで共有される組織文化、経営システムも含めた知識創造の「場」の総体を意味することになります。

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では、オフィスや職場空間などの「働く場」が経営にもたらす新たな価値や意味合いについて考えてみましょう。

今、多くの日本企業でイノベーションの重要性が叫ばれています。しかし、それは従来の伝統的なオフィスに特徴的な田の字型配置や外部には閉鎖的な社会的関係性からは生まれてこないでしょう。ではどうすればいいのか。

知識創造の基盤となる「場」の再構築が必要だと考えます。より大きな経営目的に即し、組織力を高め、イノベーションを生みだすプロセスを埋め込んだ「場」としてオフィスを構想することです。

オフィスは管理する対象だったのが、今や経営の変化や知識創造、イノベーションといった概念と結びつくようになっています。にもかかわらず、「オフィス環境は経営や実際の仕事とは関係ない」と思われているのが実情です。とりわけ製造業中心で推移してきた日本企業の多くは、1960~70年代のオフィス配置やワークプレイスを維持しています。


皆さんオフィスは、知識創造の場としてより多くのイノベーションが想像されるものになっているでしょうか。この観点は「知識創造経営」を実施する上で、重要な問題の1つです。

 

株式会社SWITCH WORKS 代表取締役/人材開発トレーナー 竹本 幸史