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第2回 岡山駅前座談会 2018.2.7【前編】
「結婚と仕事の両立」

2018.03.05

座談会

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岡山で働く女性を応援する(株)SWITCH WORKSは、仕事や人生に前向きな女性のための座談会を定期的に開催しています。

同じような悩みを抱える同世代の女性たちが課題や不安を共有することで、前に進む勇気が持てたり、解決のヒントが見つかったり…。これまでの座談会でも素敵な化学反応がたくさん生まれています。

さて、第2回のテーマは「結婚と仕事の両立」。

岡山で働く20代〜30代の女性たち7名(既婚3名・未婚4名)に、「結婚と仕事の両立」について話し合っていただきました。「結婚」というライフイベントをきっかけに、自分を取り巻く環境は大きく変わります。岡山の女性たちは、仕事とプライベートのバランスについて、どのように考えているのでしょうか。


竹本)まず、みなさんがこれからキャリアを重ねて、結婚と仕事を両立していくとなると、職業人としての役割に加えて、家事をする役割とか、親としての役割、地域の活動を担う役割、子どもとして親を介護する役割など、年齢の変化に伴って役割に変化が出てくると思います。そこで、自分は今後、社会でどんな役割を演じたいのか、どういうキャリアを歩んでいきたいのか、5年後の「ありたい姿」=キャリアイメージを考えてもらいたいと思います。実際にできるかどうかじゃなくて、5年後、自分はどうありたいかを考えていただけますか。

森本さん)私は入社1年目で営業の仕事をしています。5年後は部下もできていると思うので、みんなから慕われる人になりたいし、会社の即戦力になりたいです。今の上司が私より5歳上で、仕事もできてみんなに慕われているので、私もそうなりたいと思っています。営業だから企業の経営トップの方にお会いすることが多いのですが、みなさん口を揃えたように「若いうちに遊べ! 経験こそが人生の財産」っておっしゃるんですね(笑)。だから、プライベートでは若いうちにしかできないことをしたいと思います。英語も話せるようになりたいです。

川部さん)私は入社1年目で結婚したばかり。総務人事の仕事をしています。今は、目の前の仕事でいっぱいいっぱいですが、今より幅広い仕事を丁寧にできるようになりたいです。それから、今は同期や後輩が悩んでいても一緒に思い悩むだけで何もできないんですけど、5年後は未来に向けてリードしてあげられるように成長できたらいいなと思います。あと、ちょっと先のキャリアを考えて、TOEICとか、何か学習できるようになりたいです。5年後は、子どもがいるかもしれないですね。趣味もしたいし、家事も毎日丁寧にできるようになりたい。今、割と幸せなんですけど、毎日の暮らしをルーティーンみたいに感じてしまうところがあるので、そこは課題かな。学生時代は、たとえば県大会優勝とか、入試合格とか、就職活動とか、目に見えた目標があったけど、社会人になってからは、何を目標にしたらいいんだろう、どこに向かっていったらいいんだろうという不安をちょっと感じていますね。少しでも成長を実感できればいいんですが。

森本さん)入社した時よりは成長してるんだろうけど、日々の成長を感じられないですよね。

川部さん)ちょっと、モヤ〜っとするところがありますね。私は毎日の生活に追われがちなので、5年後・10年後どうなりたいかっていう長期的なビジョンを考えるのが苦手なんですよね。

竹本)なんでだと思います?

川部さん)なんでかなぁ。考えるのをサボってるのかな?

竹本)考える時間を作れない?

川部さん)いや、向き合えてないというか…、考えるって、しんどいじゃないですか。しんどいから考えるのやめよう、みたいな感じです。仕事は楽しいんですけど。

竹本)経営者や管理職の人って、5年先や10年先のことをいつも考えてるんですね。将来を考えられない理由の1つは、情報量の不足です。経営者は、経営の情報がわかるから、それをもとに5年先をイメージできます。会社の5年後のビジョンがわかると、会社の中で何をしていきたいか、というイメージが作れる。もう1つは、この仕事を一生かけてやるかどうか、やりがいを感じられるかどうかです。でも今が仕事を覚える段階なら、こっちは、まだ判断つかないかもしれないですね。

川部さん)入社1年目ですからね。そうですね。

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薮井さん)私は営業の仕事をしています。まだ結婚してないけど、5年後は結婚して3人家族のOLになりたいです(笑)。結婚して、子どもを1人産んで、正社員として働きたいと思っています。パートや契約社員じゃなくて、正社員でしっかり働いて、しっかり年金をもらう(笑)。仕事も家庭も両立できる、素敵な女性になりたいんです。ただ、社会人1年目の現状は、仕事に慣れていないから効率が悪いうえ、どう効率を上げたらいいのかもわからない。仕事が終わらないから、帰る時間がとても遅く、平日は遊びに行けません。まぁ、今は将来のために仕事を覚えることが一番なのかな。数をこなして慣れていくしかないのかなと思っています。

武田さん)私は30代で、結婚していて子どもはいません。5年後は、仕事と家庭の両方を充実させたいです。結婚してしばらくの間、専業主婦をしていたのですが、家にいると外の世界と遮断されてしまって…。やりがいを持ちたいから仕事は辞めずに、子育てと両立するためにもメリハリをつけて働きたいです。後輩が入社してくるだろうから、リーダー的な役割をしてると思います。今の職場には、子育て中の女性がいないので、働く女性のロールモデルになれたらいいなと思っています。

及川さん)私は結婚して出産して、子どもが1人います。30代です。2人目も産みたいと思っているので、5年後は2児の母親になって、子どもと友達みたいな関係の母親になりたいんです。出産前は仕事9割・家庭1割だったけど、これからはプライベート6割・仕事4割くらいにしたい。でも、実際は仕事をしたい派なので(笑)。

伊藤さん)今は上司に与えられた仕事を頑張るだけで、大きな目標が思いつかないです。5年後は、自分で仕事をコントロールしていたいけど…。もうすぐ新入社員が入ってくるから先輩になるし。

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向坂さん)入社1年目の私は、まだ営業のみんなに養ってもらってる感じなんです。今までは、まだよかったけど。

伊藤さん)「3年後、今のままだったらどうしよう!?」って思いません?

向坂さん)思いますよ〜。周りの人にどう思われてるのかな、って不安です。

伊藤さん)職場の人も、人間関係もいいんです。いい職場だからこそ、自分の仕事の知識が不足していて、仕事ができないから周りにどう思われてるのか、すごく気になるんですよね。「これぐらいできないと」とか、冗談で言われる言葉がすごく刺さるんです。

武田さん)上司に言われるってことは、大丈夫だと思うよ。部下のこと、あきらめたら注意しなくなっちゃう。

及川さん)その先輩も、そういう不安な時期があったから言ってくれるんだと思うな。そのうち、あの時、言ってくれてよかったと思えるはず。

武田さん)実は先輩も「嫌われたらどうしよう」って思ってますよね。

及川さん)思ってますね。「あ、傷ついたかな」って反省したり…。自分を否定されたんじゃないから大丈夫よ。

竹本)今回のテーマは「結婚と仕事の両立」なんですが、仕事の課題や、日々の悩み、先輩との付き合い方のアドバイスなんかも共有できて、いい雰囲気ですね。では、ここで「目標設定」と「目標管理」について考えてみましょうか。

「自分は一体どうしたいのか」というビジョンって、実は、なかなか出てこないんです。そんな時、僕は「どうなりたくないかを考える」ようにしていました。「こんな30代は嫌だ」「こんな40代は嫌だ」という嫌な姿は思いつくはず。反対に「この人みたいになりたい」という、ロールモデルとなる先輩がいらっしゃれば、「こんな先輩になりたい」という目標ができますよね。

すなわち、これから先輩になる方は、自分も「この人みたいになりたい、と思われるような先輩になる」ことを目標にしてもいいと思います。コンサルタントの仕事でいろんな職業人の話を聞きますが、実際のところ、給料や処遇の不満を言う人は少ないです。でも、職場に「この人みたいになりたいと思える人がいない」、「目標になる人がいない」という場合、徒労感が強まって不満を覚える、日々の目標が追えなくなる、ということが多々あります。

これから後輩ができるみなさん、そして、職場に子育てしながら働く女性がいないというみなさんも、「後輩の目標となるような人になる」ということを目標にしてもいいかもしれません。それが、今後、自分はどうしていきたいのかを考える時の、具体的な解決策にもつながってきます。


自分の5年後のキャリアや人生、働き方をイメージしながら、今のキャリア・職場における問題や悩みについて、また、それをどう解決していこうとしているかについて話し合ったみなさん。後半は「結婚と仕事の両立」にまつわる、深〜い議論に突入します。

次回、「結婚と仕事の両立に、何が必要?」に続きます。