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岡山駅前座談会 第3回 2018.4.18【前編】 「キャリアを築きたい」

2018.05.09

座談会

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岡山で働く女性の活躍を応援する(株)SWITCH WORKSは、仕事と生活の両立に取り組もうとする女性のみなさんの情報交換と課題解決の場として、座談会を定期的に開催しています。

 

毎回、いろいろな職種・職場で働く同世代の女性たちに集まっていただき、おいしいお茶とお菓子でリラックスした雰囲気の中、楽しく気軽に話し合う時間です。第三者の意見やアドバイスを聞くことで、仕事や生活の課題を解決するヒントが見つかったり、一歩前進する勇気が持てたり…。何らかの気づきが得られる時間とご好評いただいています。

 

さて、第3回のテーマは「キャリアを築きたい」。

 

岡山で働く23歳〜35歳の女性たち12名(既婚5名・未婚7名)が、「キャリア」や「キャリアアップ」に対する考え方や理想、課題、アドバイスなど、さまざまな視点で意見交換をしました。岡山の女性たちは、自身のキャリアについて、どのように考えているのでしょうか。

 

 

ファシリテーター:(株)SWITCH WORKS 代表取締役 竹本幸史

参加者:

浦川さん/岡崎さん/伊藤さん/那須さん/渡辺さん/村上さん/

山本さん/中野さん/小林さん/平松さん/森本さん/保坂さん


♯01 「私のキャリアとは…」

竹本)今回のテーマは「キャリアを築きたい」ですが、そもそも「キャリア」と は、何だと思いますか?

岡崎さん)「役職」とか?

村上さん)いろいろな経験を積むことでしょうか? 部下を引っ張っていけるようになること?

竹本)実は、僕の場合、初めて「キャリア」について考えたのは、お恥かしい話ですが34歳の時です。それまでは目先の業績や部下の育成など日々の業務に追われ、せいぜい半年先のことを考えるので精一杯(笑)でした。

「キャリア」というと、一般的には経歴とか経験、役職などのことを指しますね。今日は、みなさんが意見交換を図ることでお互いの理解を深めつつ、これから先の未来のことを、少し明確にするお手伝いができたらと考えています。

 まず、今後のキャリアを考える時に大事なのが「働く目的」や「あり方」。みなさんにとって「働く目的」とは、何でしょうか。

山本さん)私は、充実感かなぁ。

竹本)仕事で、どうやって充実感を得ていますか?

山本さん)求められたことに対し、それ以上の仕事やサービスを返せた時の達成感が、充実感をもたらしてくれます。

保坂さん)先輩や上司に「やっぱり保坂じゃないといけんなあ」と言われるようになりたいと思います。将来的には、海外の人と仕事がしたいです。

森本さん)私は働くことが「生きがい」につながってくれたらなぁと思っています。

渡辺さん)私の「働く目的」は、広く社会との接点を持つこと。たとえば、専業主婦になって地域活動で社会貢献することもすばらしいと思うけれど、私自身は、会社が世の中にもたらす価値や経営理念の追求、そういう事業展開を通して世の中に貢献することが働く目的だと思っています。

竹本)なるほど。企業価値=経営理念の追求なんですね。みなさんは就活の際、「この会社はこんなビジョンを持っている」という、その理念に共感して就職されたと思います。すなわち、この経営理念という一点で会社とつながっているのですが、企業の価値と個人の価値観が「完全に」一致するわけではないですよね。同じ1つの企業で働いていても、個人は多様です。働く目的は、突き詰めると実は、人それぞれなんですね。

では自分は、何に対してモチベーションが湧くのか。そこを明確にしていきたいと思います。そして、「何のために『キャリア』を築くのか」を考えていきましょう。

さて、仕事や人生について、どんなビジョンを持っているのか、ミッションは何か、どういう行動基準を持っているのか、バリューは何か…みなさん自身の「ビジョン・ミッション・バリュー」を見つけるために、2人組・3人組スタイルでのインタビューセッションをしてみましょう。
参加者全員が、聞き手と話し手を交代しながら、以下の8項目について互いにインタビューを行いました。キャリアを築くのは何のためなのか…、対話することでそれぞれがより客観的に本心を見つめる時間を持つことができました。


<インタビューセッションの質問と、答え抜粋>

①  仕事を通じて何を実現したいですか?

・お客様に相談されたり、求められたりする状況を実現したい。私は、必要とされることに喜びを感じるので、誰かのチカラになれるよう、また、相談しやすい存在になれたらと思います。

 

②  3年後、5年後、10年後、どうなっていたいですか?

・結婚後も仕事を続けていたい。けれど、お相手次第かも。今は、もともとやりたかった仕事ができているので、学びたいことも覚えたいこともいっぱいですが、結婚・出産後に同じ部署にいられるかどうかはわからない。

・3年後は、結婚していて子どもが1人で、仕事に復帰して働いていたい。5年後は、子どもが2人。出産後は、また復帰して働いていたいです。

・10年後には子育てが一段落しているといいな。子どもが小学校に入学したら、仕事に重心を置いていきたいです。

 

③  お客様や社会にどんな価値を提供していきたいですか?

・お客様のお役に立てるような、モノ・コト・情報価値。

 

④  どのような職場にしたいですか、どのような職場だったらいいですか。

・笑顔あふれる職場。「ありがとう」と言われる仕事がしたい。

・他社のみなさんにも、「こんな働き方をしたい」と思ってもらえるような、理想の働き方を提案できる職場にしたいです。

・みんなが成長ややりがいを感じ、活気ある職場。仕事をする上で、基本的に「楽しい」ということは重要ですが、楽しいだけだとダメだと思います。その人が会社を辞めても残るスキルや考え方を残してあげないと。多少厳しいことも言わないと、その人のためにならない。成長しないと会社に来る意味はないと思うので、成長・やりがいを重視しています。

・今の職場はアットホームで風通しがいい。後輩も先輩も関係なく何でも言える環境で、今は満足しています。

 

⑤  仕事を通じてどんなやりがいを感じたいですか?

・お客様の要望を叶えるだけでなく、もっと喜ばれる仕事を提案できるような、「スゴイね!」と言われる仕事をしたい。

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⑥  職場でどのような存在になりたいですか?

・輝いている人になりたいです。つらい時やしんどい時はあるけれど、基本は明るく前向きでいたいし、悩んでいる人が声をかけやすい存在になりたいな、と。ネガティブな感情は出さないように気をつけて、頼りがいのある存在になりたいと思います。

・みんながやりにくいこと、だけど、やった方がいいことは率先して実行していきたいんです。帰りにくいからという理由で残業する人が多いなど、改善した方がいいことはたくさんあると思います。さっさと業務を終わらせて帰る、有休をちゃんと使うなど、みんなができなくて環境が変わらないところは、私が率先して実行していきたいです。

 

⑦  何でもできるとしたら、将来はどうなりたいですか?

・子育てや介護などで頑張っている女性の働き方を支援していきたい。

・自分にしかできない仕事をしたい。


⑧  働く上でのこだわりや大切にしていることは何ですか?

・バランスとクオリティを保つこと。

・エンドユーザーを意識して仕事をすること。


竹本)さて、インタビューセッションを通じて、自分自身が実現したい状態や、理想の職場環境のイメージが、ちょっと、つかめてきたでしょうか。

実は、今回のインタビューセッションで用いた設問は、すべて「〜したい?」と問いかけています。ここが大事なポイント。「〜したい?」という質問は、相手の目的につながるんです。自分の目的につながることを深く考えていく過程は、自分の動機づけにつながっていきます。だから楽しい気分になるし、モチベーションも上がっていく。反対に「〜しなくてはならない」ことばかり考えるとモチベーションは上がりません。ですから、部下や後輩がいるなら、「どうしなきゃいけないのか、考えて」などと問い詰めるのは逆効果。「何を実現したい?」「このお客様とどんな関係を築きたい?」、という風に、目的・目標につながる言葉「~したい?」で質問すると効果が生まれてくるので試してみてください。みなさんにも、そんな経験ありませんか?

 

那須さん)そうですね。私は「仕事を辞めたい」と思った時に、「自分は何をしたいんだろう」「仕事のやりがいって何だろう」と、いろいろ考えたんです。そうしたら、自分の働く目的が見えてきて少しずつモチベーションが上がっていきました。今は、この仕事がすごくおもしろいなと感じています。

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竹本)自分自身に問うことも、目的の明確化と動機づけにつながりますね。また、セッションのように相手の話を聞くことで、その人の「経験」をいただくこともできる。「そうか、こういう風に考えるんだ」と気づくんですね。

 

インタビューセッションで相手からいただいた経験・情報や自分の答えをもとに、次は、「働く目的」や「自分の使命」「存在理由・価値」について、考えを深めてみましょうか。自身の「キャリアを築く」にあたり、「私は何のために働きたい?」「私は何を提供したい?」「私は何のために存在したい?」と自分自身に問いかけることで、自らの「ミッション・ビジョン・バリュー(目的・使命・存在理由)」を明らかにしましょう。

私は何を創造したいのか? 私は何をつくり出したいのか?…ビジョンには「これくらいかなぁ」という妥協や遠慮は必要ありません。現実的でなくていいんです。まず、「これを実現したい! こんな未来を創造したい!」という強い想いや自分軸を明確にする。そして次に、それを実現するための価値基準や行動規範、何に取り組む必要があるかを考えることで、これだけはやろう、という思考が明確になるはずです。あくまでも主語は、自分。「自分は」どうするのか。私のミッション・ビジョン・バリューを問いかけて、検証していってください。

 

「私のミッション・ビジョン・バリュー」を通じて、自分自身のキャリアについての考えを深めていく中で生まれた「不安に思ったこと」「誰かに相談してみたい悩み」「解決したい課題や問題」。それらについて、後半♯02「キャリアの課題はチームで解決」で、さらに話し合います。

 

 

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