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第4回 岡山駅前座談会リポート 2019.01.19 【後編】「仕事と家庭の両立」

2019.04.08

座談会

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♯04 職場のコミュニケーション不足問題

 

 

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田邉さん:最近の20代の人って、仕事は仕事、プライベートはプライベートって割り切ってるんでしょうか。私は、会社でプライベートのことをどこまで聞いていいのか悩んでいます。時短で働いているから、仕事をお願いすることもあるので、どう思ってるのかな?頼まれて嫌かな?と心配です。

鈴木さん:私の場合は、年下から年上の先輩にプライベートの話をしてもいいのかなって、遠慮していますね。上の人が下に思うように、下も結構、遠慮しているのでは?

浦田さん:先に自分の話をしてもらえると、言いやすいかもしれないですね。頼まれた時、「大丈夫?」とか、「持ってる仕事、多くない?」とか、そのひと言がうれしかったりするので、田邉さんみたいに後輩のことを気づかってくれる先輩って、ありがたいと感じてると思いますよ。

浦田さん:仕事量を把握されてるとうれしいですよね。

鈴木さん:管理されるのは嫌だけど、気にかけてもらうのは、うれしいです。

田邉さん:仕事中に話しかけたいけど、私もうまくコミュニケーションが取れないんですよね。

竹本:世代間で見えない壁があったりするんでしょうね。

田邉さん:その見えない壁を年下から乗り越えるのは難しいでしょうから、私から後輩に言ってあげないといけないのかな。

佐藤さん:時短で働いてると業務時間が短いから、やらないといけないことが多くて、雑談したり、一緒にお昼を食べたりという時間が取りづらかったりしますね。

徳永さん:職場の雰囲気づくりって、本来は管理職の仕事だと思いますね。僕は、お菓子を使ってますね。これ、もらったんだけど、どう?って、みんなに持って行って場をなごませて、話をする機会を作っています。

竹本:僕が20代の頃、上の人たちが「最近の若いやつは分からない」って言ってたんですよね。今、僕らの世代が使ってる。これは100年後も同じだと思うんですよ。お菓子でもなんでもいいけど、上の方がきっかけを作ることが信頼関係づくりにつながるんでしょうね。

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♯05 結婚したら働き方は変わる!?

浦田さん:結婚して良かったとか、価値観が変わったとか、仕事の幅が広がったとか、ありますか。

 

田邉さん:時間の使い方が上手になりました。独身の頃は、自分のことだけだから時間が無限大にあったけど、結婚すると、そうはいかない。さらに、子どもができたら、お迎えの時間に合わせて帰らないといけないから、仕事の質も良くしてスピードアップできたんですよ。独身の時は時間の使い方が下手だったけど、やらなきゃいけないから仕事が早くなりました。良かったと思います。

 

竹本:帰る時間もずらせないんですもんね。

 

田邉さん:絶対ずらせないし、いつも同じじゃない。用事があって1時間早く帰らないといけない日なんかは、スタートから集中して頑張らないといけない。でも、会社としては残業が減るから、一石二鳥というか、歓迎されている印象はあります。

 

浦田さん:結婚して、仕事を辞める幸せもあると思うんですけど、仕事をするからこそ得られる幸せってなんでしょう。

 

佐藤さん:仕事をしてる楽しさを、より強く感じられますね。達成感とか、仕事をできている幸せも感じることがあります。もちろん、子どもと関わる時間は楽しいし、大切だけど、子どもに振り回されることなく、何かに集中できる仕事の時間は、とっても貴重に思えます。

 

竹本:仕事を通して社会に貢献できていた、その部分がなくなると、貢献感が薄まる人もいるんじゃないかなと思うんですよね。社会でも、家庭でも貢献できてる、2足のわらじを履けると満足度は高いんじゃないでしょうか。それを実現できる環境づくりとか、周囲のサポートがあると、仕事も家庭も、うまく進んでいく気がします。みんな頼ってもらいたいから、頼られると、「よし、頑張ろう!」みたいな貢献感につながる。でも、田邉さんは3時までだから、これぐらいでいいよ、って言われたら、どう?

 

田邉さん:ちょっと、さみしいです。みんなと同じ第一線で仕事してるつもりだけど、置いてけぼり感を感じることもありますから。打ち合わせにいなかったから、もういいよ、とか言われたら「私は必要ないのかな」って思う。任せてもらえる仕事があって、「フォローするから」って言葉があれば、モチベーションが上がりますよね。

 

竹本:気持ちの部分の充実が大きそうですね。仕組みもあるけど、気持ちも充実していないと両立できているとは言えないのかな。

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♯06 定時で帰る・有給休暇を取る、なぜ、できない!?

 

鈴木さん:ところで、私は今独身ですが、同じ職場に、結婚している同期がいるんですね。すると、独身の私のプライベートが周りから疎かにされてる気がするんです。「独身だから残業できるでしょ」って。それが、すごく辛い。

 

佐藤さん:結婚してると「家庭もあるから早く帰っていいよ」みたいな。

 

鈴木さん:私にも彼氏がいて、パートナーがいることに変わりないんだから、どっちも大事にしてほしいんです。

 

田邉さん:私も独身の時に思いました。すごく忙しい時に、先輩が「子どもに熱が出たから帰ります」って早退して…。仕方ないし、子どものところに行ってあげてほしいと思いつつも、モヤモヤした気分を経験しました。自分が今、早退する立場になると申し訳なかったと思うけど、当時は分からなかったですね。

 

鈴木さん:独身者がこんなことを言うと「理解がない人」って思われがちだけど、「独身だから残業できるよね」って一方的に言われるのも辛いです。

 

佐藤さん:その立場にならないと、立場の違う人の気持ちは分からないですよね。私も独身の時、先輩が妊娠して体調不良になったり、出産後に復帰されても仕事にならなかったりした時、仕方ないと思いつつも割り切れない気持ちになりました。その先輩は、その人なりに頑張ってたけど、それに対して私は何も思わなかった。今、逆の立場になると、すごいなって思う。

 

田邉さん:だから、年下の社員たちには「ちゃんとプライベートで休んでるの?」と言ってあげたい。

 

浦田さん:女性だったら、いずれ自分も結婚した時に助けてもらえるかも、って考えられるけど、男性若手社員に負担がいくばかり。どう思ってるんでしょう?

 

佐藤さん:周りの環境によっても違うと思います。誰かが休む時、周りの人が「仕方ない」と受け入れてくれたり、代わりに対応してくれたりするのが当たり前の職場だったら、男性もみんなでフォローしてくれると思うんですけど。

 

浦田さん:私が体調不良で休んだ時、「誰にでも、そういう時はある」って言って先輩が代わりに対応してくれたんですけど、私は、その先輩が休んで仕事が増えた時、そんなこと言えなかったんですね。建前では「いいよ」と言っても、モヤモヤを感じる人は絶対いると思うんですが。「いいよ」って、本心から言える環境って、できるんでしょうか。

 

徳永さん:それを作りましょう、みんなで考えましょうよ。休んだ人の仕事を誰かが負担した時、その負担した人をみんなで手伝ってあげるべきなんでしょうね。自分がその立場になったら、今度は他の人が手伝ったらいい。そういう環境を作ることが、職場の「ありたい姿」だと思います。その職場にいる人みんなが補い合える状態、心配し合える状態。できるかどうか分からないけど、あきらめちゃいけないと思うな。

 

竹本:順番って捉えたらラクかな? 僕だって、長期出張とか、休むこともあります。別の人間を手伝うから助けてもらえる。病気じゃなくても「GW連休に休むから、その時、よろしく」みたいな。

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高原さん:子育て中のお母さんたちは有給休暇を取りやすいけど、独身だと休む理由が見つからないから休みが取れない人も多いですね。ちなみに「有給取ってもいいよ」って認めてもらいやすい理由って、なんでしょうか。

 

鈴木さん:理由がないと休めない。それ自体が、問題ですよね。有給休暇を取るのに、本来、理由は必要ないはずなのに。

 

徳永さん:なんで休むの?って聞かれて「遊びに行く」とは言えないですものね。

 

田邉さん:家でぼうっとしていたいとか。

みんな:そうそう!

 

浦田さん:体調が悪い訳じゃないけど、休みたい日もありますよね。

 

佐藤さん:子育てだけが優先されがちだけど、プライベートの旅行とか、「今日はどうしても海が見たい」とか(笑)。個人的な小さな理由でも休めるといいんじゃないかな。「その日は私が頑張るから別の日によろしくね」という関係が成り立てば。特に男性には、つわりの体調不良や出産の順番が回ってくることはないので。

 

徳永さん:そう考えると休みやすいですね。

 

竹本:「独身でも」という視点は大事でしょうね。独身者にもプライベートはある。独身者にもプライベートはあるし、彼氏もいるから休みたいと主張する。それが当たり前だと浸透させていくのも大事ですね。長期休暇が許されるのは、結婚、出産だけじゃない! だから、この日は私が頑張って働くから、いつか代わりをよろしくって。もうちょっとラクに有給休暇が取れたらいいですね。休む、って大事ですもんね。

 

徳永さん:そういう考え方が少しずつ広まればいいですね。

 

佐藤さん:こんなことで有給を取るんですよ、っていう事例を作っていかないと、「自分はそんなことじゃ有給は取らない」「休まないのが当たり前」という上司には理解できないかも。

 

田邉さん:知り合いに、あるアーティストのライブツアーが始まると、全国どこにでも追っかけてライブに行く人がいるんです。

 

佐藤さん:職場にそういう人がいてくれたら、「じゃあ私も休もうかな」って思いますよね。

 

田邉さん:仕事も頑張ってるし、毎日、充実していて楽しそうですよ。

 

竹本: 休日が取りやすい仕組みができれば、独身の人もプライベートを充実できて、詮索されない。結婚しても、子育て中も、通院中とか介護が始まっても、定年後も、それぞれのライフステージに合った人生を充実させられるでしょうね。


では、最後に今日の感想をお願いします。

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浦田さん:自分が安心して働ける雰囲気づくりのため、もっと動けることがあると思いました。

 

田邉さん:働いてる環境はそれぞれ違うけど、思ってることはみんな一緒なんだなぁと思って、ほっとしました。「もっと話したい」って思うくらい、あっという間の時間でした。

 

徳永さん:今日の内容を社員と共有して、声をかけ合える環境を作っていこうと思います。

 

高原さん:上司や先輩も、コミュニケーションで悩んでいることを知ったので、私もコミュニケーションの取り方を見直してみようと思いました。

 

佐藤さん:悩んでいる独身の方の姿が、過去の自分と重なって懐かしく思えたところもあり、いい意味で、時代も環境も変わってきているんだなと感じる部分もあり、自分がこれからどうするのかを考える機会になりました。

 

鈴木さん:普段は言えないことを相談できて、ちょっとスッキリしました。思ってるだけじゃ変わらないことが分かったので、主張するべき部分は主張したいと思います。

 

竹本:自分から行動するには理由がいるんです。「ありたい姿」が原動力になるのであれば、まず、いいイメージを抱いて、それを言葉にしてみるとか、やってみるとか、そういうことが何かを変えるかもしれません。また、職場や社会への貢献感と内面の充実、この両方があると、どんな形の働き方でも「両立してる」という気持ちになるんだろうなぁと思いました。やってみなくちゃ分からない! その通りだと思うので、あまり構えず気楽に、仕事と家庭・プライベートの両立ための第一歩に、今日の話を参考にしていただければと思います。

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今回の座談会には、お子様と一緒にご参加くださった方もいらして、ほのぼのとした雰囲気に満ちた時間となりました。日頃は言えなかった悩みやモヤモヤを言葉にできて、スッキリした方も多かったようです。

 

(株)SWITCH WORKSは、岡山駅前座談会を通して、岡山で働くみなさんに役立つ知識や出会い、変わるきっかけをプレゼントしたいと思っています。みなさんのチカラで、働く人がイキイキと輝けるような岡山に変えていきましょう。

 

 

次回「第5回 岡山駅前座談会」は、2019年6月22日(土)開催予定。

次回のテーマは、「苦手な人との接し方をみつけよう!」です。

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