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第5回 岡山駅前座談会リポート 2019.06.22【後編】「苦手な人との接し方をみつけよう!」

2019.09.13

座談会

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♯06 あの人のことは誰も注意できない

Fさんのお悩み:職場に、すぐ機嫌を損ねてモノに当たる人がいます。その人は、ミスも多く、社内規則も守りません。それなのに、社内の誰も注意できないんです。注意しても「なんで私がそんなことを言われなきゃいけないの?」と言い返されるからです。そこで、上司に注意してほしいとお願いしたら、「面倒を避けたい」という理由で上司も放置するんです。誰もミスをフィードバックしないから、その人は自分でミスを直すことはありません。周りの人が、自分たちの仕事に加えて、その人のミスを尻拭いしています。ミスをした人は自分のミスにすら気づかないまま、周りが直してあげている状況です。私たちは規則を守り、正しいことをやっているのに、やっていない人が放置されている。この状況をどう思われますか? 「仕事を頑張りたい」という気持ちを持っていても、こんな人ばかりが得をする職場で、どういうモチベーションで働いていけばいいのか悩みます。若い人が定着しないのは、こういう環境のせいだと思います。どうしたら分かってもらえるでしょうか。

 

頼さん:どこの職場にも問題のある方が、1人、2人いらっしゃると思うんです。誰かが注意すると機関銃のような演説が30分くらい続くとか…。当社では、頑張って他人の仕事までカバーしている人たちの負荷をなるべく減らすよう設備を導入してあげたり、賞与などで評価を変えるよう働きかけたりしています。問題があっても解雇はできないので、うまく折り合いをつけるために、そうしているのですが、試行錯誤の途中で答えは、まだ見つかっていないです。

 

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山田:うちの職場では、うまくいったよという成功事例とかありませんか。

 

岸本さん:私自身は会社に勤めていた頃、わがままにやってました。それを上司が引き上げてくださったんですね。ある時、上司が「君は何がしたいのか、何ができるのか」と一声かけてくださったんです。それで私も「こういう仕事がやりたい」と具体的に伝えたら、そういう仕事がきたんです。すると、自分で希望した仕事なので責任を持たざるを得ないし、もともとやりたかった仕事なので不満がなくなっちゃったんです。その仕事をすることで評価も上がり、わがままな印象も消え、私自身生かされていると思いました。ですから、その問題がある方にも「自分は何がしたいのか」と提案してみるといいんじゃないかと思うんですが。

 

頼さん:でも、責任を持たせた後で、会社の考えている方向と違うベクトルに動き出した時はどう修正させればいいんでしょうか。

 

杉本さん:私の職場では以前、問題のある人に「やりたいこと」を聞いて、希望の部署に異動させたことがありました。だけど結局、能力が足りなくて仕事ができなかったんです。しかも、周りの人はその人事を不満に思って…。経営側にも、もうちょっと考えて欲しかったかなと思います。

 

齊藤さん:私は、職場の中であまり働かない人がいることを嬉しく思っています。なぜかというと「働きアリの法則」といって、集団では2割がよく働く人、6割が普通の人、2割が働かないとなってしまうという法則があり、働かない2割の人を削除しても結局、自然と2割の人が働かなくなってしまうんです。自分は、できれば6割の中にいたいなぁと思っています。すると、働かない2割の人がいることで、職場の風当たりが自分には来なくなるんです。

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岡村さん:前の職場に気の強い上司がいて、全く話を聞いてくれなくて悩んだ時期があるんですが、それなら「私がこの状況を変えられる立場になったら早い」「自分が上司になる」と決めて、コツコツ割り切って働き、5年ぐらいたった時、その話を聞いてくれなかった上司は職場に居づらくなって辞めていきました。他の社員も私と同じように、その上司を苦手と感じていた人が多く、自分で自分の首を絞めたというか、自然と居づらくなったようです。だから、今は、しんどいかもしれないけど、責任を持って仕事をしている姿を、他の誰かも見ていると思うので、今はぐっとこらえて、もしかすると上司も変わるかもしれないし、別の職場に行かれる可能性もあると思うので、参考にしてもらえればと思います。

♯07 苦手な人の対処法

Gさんのお悩み: 私の一番苦手な人は、楽しさを自ら作り出せない人。周りの不満とか人の悪口とか、それを仕事中もアフター5の酒の席でも言う人が許せません。そこで、私は今、苦手な人に接する時間をなるべく短くする、と自主対策を取っています。居心地のいい人と長くいる時間を増やすと、いつも気持ちよくできている分、心に余裕があるというか、居心地の悪い相手とも接することができるんです。そんな居心地の悪い人にさえ、何か得意分野があるんじゃないかと探したいと思っています。皆さんも、何かしら苦手な人と接するときの対処法というか、自分なりのアイデアがあれば少し教えてもらえませんか。

 

林さん:私も苦手な人には、あまり関わらないようにしています(笑)。面倒なことになるのが嫌だから、ちょっと距離を置きますね。

 

齊藤さん:愚痴の多い人は嫌だな、と思うことはあるけど、その人は愚痴を言うことで心のバランスを保っているのかな、と思って、ほどほどであれば愚痴という形で発散されているのかもしれないし、その人の生き方を認めるという形にしていきたいと思っています。

 

宮杉さん:心理学的には、人は「自分がやりたいこと、できないことをやってる人」に対して、強く嫌悪感を抱くそうです。だから、自分の「やりたいこと、できないこと」を受け入れてみて見方を変えると、苦手な人の好きな部分も見えてきたり…。相手の良いところを自然と見られるようになった気がします。

 

 

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♯08 若い人とコミュニケーションが取れない

Hさんのお悩み:若い人が苦手です。自分は、会社の雰囲気を良くするためのイベントを企画しているのですが、若い人の間で賛同してくれる人が少ないんです。若者の心を掴むには、どうしたらいいでしょうか。若手の社員に純粋に楽しんで欲しいのに、仕事とプライベートを分けたがりがち。時間が来たらスグ帰る。もうちょっとコミュニケーションをスムーズにしたいから、仕事以外のことでもコミュニケーション取ろうと、どのように伝えたらいいでしょうか。

 

岸本さん:イベントでみんなを巻き込んで行こうというアイデアは素晴らしいと思うんですが、周囲がついてこない、ノリが悪いのは何でだろうと思いながら聞いていました。距離感を縮めていく、もうワンクッションが必要なんじゃないかな。

 

佐藤さん:私も、同じようにイベントを企画する側なのですが、同じように20代〜30代の人が、全然乗って来てくれないので、いつも、どうしようかなと思っています。40代以上の方は「ハイ、行きます」って言うんですけど、20代〜30代の方は最後まで「う〜ん」と渋るし、「絶対行きません」という人もいて、どうしようかなと思っています。

 

齊藤さん:私の職場でも、BBQやお祭りがあるんですが、私は参加しません。もちろんプライベートでは、いろんなイベントに参加します。でも、会社の人たちとは行かない。なぜ行かないかというと、会社の飲み会やイベントって、普段の日常業務以上に気を使わないといけないから。仕事を離れてる場にもかかわらず、上下関係がある。あと、価値観として、職場はお金を稼ぐところと割り切っています。

 

山田:若い人たちに、プライベートと仕事を完全に分けている人が多いのは、それぞれ個人の価値観と言うことになるんでしょうか。

 

滝澤さん:そうですね。しっかり若手に向き合って話を聞く、と言うのが一つの方法でしょうね。その人の持ってる価値観を知ることで、自分とのギャップを埋め、彼らの話を聞いて、若手が踏み出しやすいような環境をできるだけ作ってあげるということがいいのかもしれないですね。

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♯09 愚痴をこぼす上司が許せない

Iさんのお悩み:上司が愚痴をよくこぼすんです。でも、私は愚痴を言うくらいなら、人のせいにしたりせず、何かを変えるための行動をなぜ取らないのか、と思っています。そして、それを伝えたいのに、どうしていいか分からないんです。結局、それを言うと上司に嫌われるんじゃないかと思っているんだと思います。でも、上司の愚痴をずっと聞くのはツライし、どうにかしたいです。どうすればいいでしょうか。

 

田中さん:他に、その上司の愚痴を聞く人はいないんですか。

 

Iさん:いないです(笑)。

 

宮杉さん:じゃあ、ある意味、I さんのことを上司の方は大切にしている、可愛がってくれているんでしょうね。お互い、そういう人間関係で満足してしまっている部分があるのかもしれないです。

 

滝澤さん:もしも私がIさんの立場なら、「その上司を踏み倒して上に行くぞ」と奮起するかな(笑)。反面教師的に「こういうことはやっちゃダメだ」と受け入れ、自分はそれをしないようにすると自分のレベルがその人より上に思える、すると、ちょっとスッとするように思います。ここは思い切って腹を割って話してみるか、「怒ったらごめんなさいね」って前置きしながら伝えると、相手も聞いてくれるような気もします。

 

宮杉さん:そうですね。勇気を出して切り出してみるといいかも知れないですね。

 

岡村さん:言い方は悪いかもしれないけど、私の上司は全然愚痴を言わないので、愚痴をこぼしてもらえるIさんのこと、私は「羨ましい」と思います。信頼されてないとは思っていないんですが、上司にも、もうちょっと弱みを見せてもらえたらいいな、と思ってるんです。上司の方はIさんだから安心して愚痴を言ってるのかなと思いました。

 

宮杉さん:確かに、愚痴を言えるのは信頼されているのかもしれないですよね。

 

 

山田:皆さん、ありがとうございます。では、最後に、皆さんに一言ずつ感想をいただけますか。

 

杉本さん:皆さんのお話をいろいろ聞かせていただいて、自分の価値観でしか見られていなかったと反省しました。苦手な人も、その人は違う部分で悩んでいるかも知れないし、そういう人にも得意なところがあるのかも、と気づくところもありました。時間がかかるけど、自分がリーダー的な立場になって引っ張っていくような雰囲気が作れるといいのかと感じました。

 

齊藤さん:今はいろんな「ハラスメント」に気をつけないといけないから、私だけじゃなく皆さんなかなか言いにくいことがわかりました。皆さんの考えていらっしゃることが分かって良かったです。

 

林さん:皆さんの意見を聞いて、少しずつでも会社で実践してみようと思いました。また、苦手な人の気持ちも考えられたらなと思いました。

 

頼さん:皆さんの考え方や意見を聞いて、若い方もいろんなことを考え悩んでいるのだから、経営側の人間としては、挨拶とか雑談とかを通じて感じる力を磨き、悩みや不満を早めにキャッチすることが必要なんだろうなと思いました。

 

岡村さん:皆さんの意見を参考に、今後、変わっていけたらと思います。また、上司や経営者の立場の方のお話を聞けたことで、違うものの見方というか、上司の方も不安なのかもしれないと、違う見方もできました。

 

田中さん:会社も立場も違うからこそできた話し合いの場だったと思います。こういう場を作っていただいたことに感謝したいです。

 

佐藤さん:実際、その人のどういうところが苦手で、何をどうしてほしいのか、そこまでじっくり考える機会になりました。これを機に、ただ嫌うのではなく、どういうところで困っているのか、具体的にどうしてほしいのかを考え、少しでも歩み寄れたらいいなと思いました。

 

岡本さん:あっという間の2時間でした。普段あまり考えないことを深く考えることができ、いい時間になりました。少しでも、このような雰囲気を職場に持ち込めればと思いました。

岸本さん:岡山の皆さんと関わり、声を聞ける会に参加できたことに、自分自身も気づきと喜びがいっぱいです。

 

滝澤さん:皆さんのアイデアが非常に勉強になりました。いろんな情報を共有できて良かったと思います。苦手な人とのコミュニケーションも頑張ってみようと思えたことが、すごく良かったです。

 

宮杉さん:いろんなことを勉強させてもらいました。相手を変えることはできないけど影響力を与えることはできるから、自分自身が変わっていけば、また、変わったと認めてもらえたら事態は変わっていくのかな、と改めて感じました。

 

 

山田:本日は、皆様の貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。皆さんが、いろいろ話をすることでちょっと発散できたり、いろんな新しい発見をしていただくことによって、また明日も頑張ろうと思ってもらえたら、すごく嬉しく思います。本日は、ありがとうございました。

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今回の座談会は、終始和やかな雰囲気に包まれながらも、日頃は言えなかった悩みや課題を言葉にでき、参加者全員とアイデアを共有できたことで、皆さん気持ちが軽くなったり、スッとしたりされていました。

 

(株)SWITCH WORKSは、このような座談会を通して、岡山で働く皆さんの役に立つ知識や出会い、変わるきっかけをプレゼントしたいと思っています。皆さんのチカラで、働く人がイキイキと輝ける岡山に変えていきましょう。

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