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【マネジメント②】マネジメントの常識3つの問題点

2022.04.14

竹本図書館

従来の「マネジメントの常識」の3つの問題点

 前回の記事では、マネジメントの常識は「適材適所」をはじめとしたいくつかのポイントがあると紹介しました。

しかし、従来のマネジメントの常識には大きく3つの問題点が存在するのです。

1.大きな費用や労力が必要となる

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 先ほどマネジメントの常識を列挙しましたが、現実的には自分あなたならどこまで行動可能だと感じますか?

 企業組織の規模やマネージャー個人の力量の差異によって大小あると思いますが、大体の人は非常に面倒に感じると思います。私自身も前回の「常識」は、行うべき行動というよりも「理想」を並べているだけのように感じます。

さらに実行するとなると給料をはじめ様々なカネが必要となるため、現実的ではありません。

2.誤った前提に立っている

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 先ほどの常識の内容は、まさに常識といえるほど大切なことですが、この考えだけではひとつ、大きな落とし穴が存在します。それは、個人のパフォーマンスは、個人個人が元々持っている能力のみに依存するという間違った認識です。乱暴に言えば、「できる奴はできる、できない奴はできない」という考え方です。

この考え方を前提にすると、マネージャーの仕事とは、社員を適材適所に則って配置することと誤解するようになります。このようなイメージを持つ方は多いのですが、ただ将棋の駒を配置するようなイメージを持つことは間違いであると断言されています。

3.長期的な調査で、
  この考え方だけでは上手くいかないことが判明

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 何より1番問題なのが、実際に数十年間いくつもの企業やチームを継続的に調査したところ、これらの常識に則ってマネジメントを行っていた企業チームは上手くいかず、最終的には瓦解や倒産をしてしまったことが明らかとなったのです。

 これは先ほどの「マネジメントの常識」が本当は間違っている、もしくは何かが足りないという何よりの証拠です。

それでは何が本当に必要なのか?

キーワードとなる言葉は「インナーライフワーク」です。

次回以降、このキーワードを通じて、個人やチームの生産性・創造性を向上させるには? 具体的にどのようなことを行うべきなのか?といったポイントを中心に解説を行っていきます。

ぜひ、気になる方は本著をお手に取ってみるか、「つづきの記事」から確認されてみてください。

【主要参考文献】

『The Progress Principle(和訳:マネジャーの最も大切な仕事―95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力)』,

テレサ・アマビール&スティーブン・クレイマー著,中竹竜二 (監修), 樋口武志 (翻訳),英治出版,2017年