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【竹本塾NO.37】企業で「女性活躍」を推進するために必要な要素とは

2020.12.03

コラム

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女性活躍推進に必要な事とは

 

岡山市主催「女性活躍推進シンポジウム 選ばれる企業の共通点〜女性活躍で“人財”も売上も〜」が10月13日に実施されました。

 

私も4名のパネリストの1名として登壇させていただき、岡山の女性活躍推進についてお話をさせていただきました。

今回は企業の女性活躍推進について改めて考えてみたいと思います。

まず女性活躍推進を考えるうえで、理解しておかなければならないのが、平成27年8月28日に成立した女性活躍推進法です。

女性活躍推進法とは、“女性の職業生活における活躍の推進に関する法律”をいいます。働く場面で活躍したいという希望を持つすべての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現するために、女性の活躍推進に向けた数値目標を盛り込んだ行動計画の策定・公表や、女性の職業選択に資する情報の公表が事業主(※)に義務付けられます。※常時雇用する労働者が300人以下の民間企業等にあっては努力義務 301名以上は義務化

そのような中、現在どのような課題があるのか。

弊社では、20年9月に岡山県企業70社強の企業経営者・人事担当者にアンケートを実施しました。

その中で見えてきた課題は大きく3つです

①職場の風土や周囲の理解不足

②子供の預け先の不足

③女性の昇進意欲が低い

この課題を企業視点から考え、「自分たちで取り組めること」で切り分けると①と③が自分たちで解決できるものとなります。その解決のため、具体的に取り組んでいる企業数社にインタビューなどを実施し、解決のために必要な要素を導きだすことができました。その要素とは

・時間をかけて、諦めることなく継続的に取り組んでいる(3年〜5年)

・経営の意思決定

・組織問題に向き合い続けている

というものでした。

具体的な取り組み事例としては、女性社員とその上司を対象としたキャリア形成(デザイン)研修の実施、正社員だけでなく、パート社員も含めた方を対象とした、家族手当にプラスして「子育て支援手当」を中学卒業まで支給、育休中の相談窓口を社内へ設置、時短勤務、提携保育園の確保、全体的な働き方改革の一貫としての「スーパーフレックス制度」の導入。

常に私たちの環境は変化し続けます。その中で、どのような組織を目指すべきか。目指したいのか。実現のためにどのような問題が事実として存在しているのか(どこで、なにが起こっているのか)具体的にどのような解決策があるのか。絶えずこのサイクルを回し続けることが重要です。

 

そのサイクルを回し続けていくと必ず起こる変化があります。それは一緒に働く社員の方の仕事に対する意識変容です。取り組んでいる企業の社員の方々は、とてもイキイキと意欲的に働いていました。組織に対するエンゲージメント(愛着)度が劇的に高いのです。

企業としての方向性を提示することで、将来の不安が安心に変わる。人はだれでも、組織に貢献したいと考えている。ただし、その強弱はあります。それが毎日変化することもあります。エンゲージメント(愛着)が高ければ、高い水準で継続的に行動に繋げられる。結果、業績成果がでる、その人に共感し、良い思考を持った人が集まる。

安心して働ける環境を提供することは、会社経営にとってマイナスがありません。

新型コロナウィルスなどで在宅勤務も増えた今、組織において最も重要な価値指標こそエンゲージメント(愛着)である。