お客様の事例 CASES

CLIENT 倉敷化工株式会社(KURATEKA)様

【研修事例】倉敷化工株式会社様「メンター研修」

倉敷化工株式会社(ブランド名:KURATECA)様は、1964年に岡山県倉敷市で自動車用防振ゴムの生産からスタートし、以来「ナノメートルから震度7まで」の揺れを制御する技術を核に、自動車部品、産業機器、建築設備、精密機器など多岐にわたる分野で活躍されています。2025年春には、新ブランド「KURATECA」を制定され、国内3社の関連子会社と、タイ・中国・韓国・メキシコのグローバル拠点を活かし、岡山発のテクノロジーで世界中に“快適な空間”をお届けすることを使命とされています。

同社で実施されている、若手の定着や成長促進を目的とした「フレンド社員制度」や3年前から導入された「メンター研修」について、
今回のインタビューでは、常務取締役の水川 様(写真左)と総務人事部長の南部 様(写真右)、人事労務課長の村下様にお話を伺いました。

01.背景

02.研修概要

03.研修の様子

04.   アンケート結果

05.  ご担当者の声

06.  今後の展望

事業内容

自動車用ゴム部品、産業用防振・防音・緩衝機器の製造販売及びコンサルティング、エンジニアリング、その他技術の開発、売買

[ 所在地] 〒712-8555 岡山県倉敷市連島町矢柄四の町4630

[ TEL ] 086-465-1111

[ FAX ] 086-465-1256

[ 創業 ] 1964年3月25日

[ 資本金 ] 3億960万円

[ 代表者 ] 深野 幸一(ふかの こういち)

社員数

892名(単体)

公式サイトURL

https://www.kuraka.co.jp/

研修プログラム

倉敷化工様の人財育成方針はこちらから

01 メンター研修導入の背景

フレンド制度をより機能させるために

倉敷化工株式会社様では、約10年前から先輩社員が新入社員をサポートする「フレンド社員制度(メンター制度)」を導入しています。
新入社員には入社5年以内の先輩社員がフレンド社員(メンター)として付き、入社年度の7月以降、月に1回程度の面談を実施しています。メンター研修は、このフレンド社員制度をより効果的に機能させるために導入されました。

【総務人事部長 南部様】
もともとは一部の部署で、配属後の新入社員を先輩社員が一対一でフォローする体制をとっていましたが、全社で統一した対応には至っていませんでした。フレンド社員制度も歴史は長いものの、当初は形式的な運用にとどまり、十分に機能していないという課題がありました。

そんな折、別の研修でお世話になっていたSWITCH WORKSさんからメンター研修のご提案があり、社内でも「メンターの聴く力」が課題だと感じていたため、導入を決定しました。

当時、面談を行っていた多くのメンターは「義務だから行う」という意識で、形式的なヒアリングに留まっている様子でした。先輩メンター自身も進め方が分からず、手探りで対応していたように思います。そのため、メンター研修を通じて「相手の悩みを引き出すスキル」を習得する必要があると判断し、学習機会を設けました。

02 研修概要

本研修は全2回(各6時間)で構成されています。第1回では、メンターとしての心構えや役割の理解、実践に必要なスキルを学びます。
第2回は、第1回で学んだ内容を現場で実践した後に受けるフォローアップ研修で、現場で生じた悩みや課題の解決を目的としています。受講者は第2回実施前に「メンタリング振り返りシート」を記入し、自身のメンタリングにおける困りごとや悩みを整理します。

知識の習得にとどまらず、現場での実践を通じて新たに生じた課題への対処法も見出せる、実践重視のプログラム構成です。

03 研修の様子

全体を通して、グループワークと実践的なロールプレイがふんだんに盛り込まれており、活発に意見を交わすことで互いの気づきが促進される構成でした。

第1回(8月)では、まずフレンド社員制度が「若手社員の自律と定着」を目的としていること、そしてメンターの役割は悩みや不安を聴いて「支援」することであり、「業務指導」ではないことを確認しました。
次に、メンティーが悩んでいる場面で良きお手本として寄り添えるよう、自身の過去の成功体験や失敗体験を棚卸ししました。その後、コミュニケーションタイプを診断し、4つのタイプごとの傾向や相手に合わせた接し方を学習。さらに、悩みを引き出すための傾聴の基礎(共感、ペーシング、相づち、承認、質問の種類など)を学びました。

第2回(11月)では、まずメンター同士で現場実践から得た気づきを共有しました。傾聴が有効だった事例や、「自分が話しすぎてしまったので、相手の話を広げるスキルを磨きたい」といった改善点が挙がり、学びが深まりました。また、入社後半年ほどで業務に慣れてくる時期に合わせ、今後の目標設定や仕事のやりがいを高めるための「質問スキル」も学びました。研修の最後には受講者がメンター役でロールプレイを行い、互いおよび講師から良かった点と改善点についてフィードバックを受け合いました。

04 研修後のアンケート結果

受講者の声 (アンケートより抜粋)
■メンタリングのロールプレイを実際に行ったことで、普段の会話では気づかなかった相手の仕草や相づちから読み取れる意図があることを知りました。
■メンター制度は「相手のための場」であり、相手に話してもらうことが前提であると理解しました。沈黙を無理に埋めず、相手のペースを尊重して話を進める重要性を学びました。
■質問にすぐ答えを与えるのではなく、質問の裏にある悩みを深掘りすることが大切だと学びました。
■自分の話し方の癖と改善点を教えていただいたので、今後に活かしたいです。
■積極的に関わり、頼られる先輩になりたいと思いました。

研修を通じ、多くの受講者がメンターの目的や大切な姿勢、より良い関わり方の具体的手法を再確認しました。アンケートには「今後のメンティーとの関わりの中で活かしていきたい」という前向きな声が多数寄せられ、研修の実効性が感じられました。

05 ご担当者様の声

“安心して話せる関係”が広がっている―メンター研修が生んだ小さな変化

【人事労務課長 村下様】
研修を導入してから、メンターとメンティーの関係が以前よりも良くなったと感じています。仕事の相談だけでなく、プライベートな悩みを打ち明けるメンティーの様子も見られるようになりました。また、メンター側から「この場合はどう対処すればよいか」と人事に相談してくれることも増えました。

多くの部署では直属の上司や先輩が「何でも聞いてね」と声をかけてくれているはずですが、若手が本当に相談しやすいかというと、そうとは限りません。直属の上司には話しづらい内容もあると思います。その点、第三者としての「フレンド社員」が「話しができる場」を設けているからこそ、安心して相談できているのだと感じます。
また、現場で解決が難しい内容については、メンターから人事に共有してもらうことで、社員の悩みに早く気づき、サポートにつなげられる体制が整ってきています。

06 今後の展望

“つながり”の中で、未来を育てていく

【総務人事部長 南部様】
メンティーには何でも気軽に相談できる関係を築く力を、メンターにはメンティーの話をうまく引き出すスキルを身につけてほしいと考えています。
双方がそのようなスキルを持ってコミュニケーションを取ることで、意思疎通がよりスムーズになり、悩みも自然に相談しやすくなるはずです。
一方で、話すことが得意でない人や、「何でも聞いていいよ」と言われても遠慮してしまう人もいます。だからこそ、「ここなら何を話しても大丈夫」と感じられる、心理的に安心できる場を作りたいと考えています。

【常務取締役 水川様】
メンターとメンティーの関係づくりは、今後も大切にしていきたいと考えています。メンターとしてのスキルは管理職に求められる重要な力のひとつであり、メンター経験は将来の部下育成に必ず活かされるはずです。
また、所属部署の枠を超えて、フレンド社員制度を通じた横のつながりを広げていくことも期待しています。

メンティー側には、「どこまで相談してよいかわからない」といった悩みを抱える方もいると思います。そうした方のために、メンティーがコミュニケーションの取り方を学べる場の設置も検討していきたいと考えています。

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