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【竹本塾 No.28】次世代リーダーのためのキャリアデザイン 〜未来(先)を見据え、リーダーシップを発揮するために〜

2020.01.12

コラム

キャリアデザインはどうして大切なのか

なぜ “キャリアデザイン”が大切なのか?" についてですが、特に女性の場合は、結婚、出産・育児、また夫の転勤等(ライフイベントといいます)で、自分自身の働き方や生活の仕方が大きく左右されることが多くあります。 

                       
こういったライフイベントに左右されず、自分自身のなりたい姿を追求するために、“何歳までに○○をやっておこう”とか、“出産や育児の休暇の時には、○○のスキルアップをしておいて、仕事にしっかりと復帰するようにしよう”とかいったことをプランし、それを実行することで、描いたデザインの実現に向かっていくことができます。

何のプランもなしに毎日を過ごしていると、ふと気がついたときに、“自分には何もスキルが身についていない”とか、“やりたかったことを実現できない…”ということになります。また、この“キャリアデザイン”は描きなおしは自由です。

「ライフイベント」で、自分のプランが崩れそうな時、それを実現するために計画を修正しながら、自分の目標に進んでいくようにしましょう。今の時代は個人が何らかの目標や、やりたいことを目指して、自立して生きていくことが普通になってきています。ただ、その言葉だけにとらわれず、しっかりとした自分自身のビジョンを明確化することで、毎日がよりイキイキとしてやりがいを持って働いたり生活をすることができるのです。


キャリアを描くための体験の必要性

次世代の事業を担うリーダーに求められる多くの能力は、仕事経験を通じて育成・開発されます。
しかし、失敗が許されない競争環境への変化。専門分化によってスペシャリストの人材育成が重視されるにつれ、次世代リーダーとして経験を積む機会は少なくなっています。そのため、組織において事業を担う次世代リーダーを生み出し続けるには、良質な経験をこれまで以上に意図的に創出するキャリアプランが不可欠となります。


経験をデザインするための第一歩は、成長に必要な「経験」とは何かを、明らかにすることです。企業によって必要な経験は異なりますが、汎用的な枠組みを土台にすることで、その発見はスムーズになります。

リーダーの成長を促す8つの経験

リーダーの成長を促す8つの体験

リーダーとして成長するために以下8つの経験が必要であると考えています。

①事業・社会における責任・影響を実感する経験

②自分なりの問題意識に基づき目標を定め、行動する経験

③多様な価値観の人と仕事をする経験

④権限が及ばない人を動かす経験

⑤従来の知識・経験が通用しない状況の中で成果を出す経験

⑥ヒト・モノ・カネをマネジメントする経験

⑦経営者やプロフェッショナルの考え方や覚悟に触れる経験

⑧責任者としての覚悟や主体性を問われる経験

 

たとえば『事業・社会における責任・影響を実感する経験』ですが、私たちが取り組んでいる仕事の先には何があるでしょうか。商品・サービスを利用するカスタマー(利用者)がいるのではないでしょうか。仕事をするなかで常にカスタマー(利用者)を意識し、私たちの取り組みが与える影響を意識することが重要です。

私たちが納期・品質に対してこだわらなければ一体、どのようなことが起こるのか…。

仮に、この経験を経ずに事業部長になったとすると、このリーダーはどのような事業方針を発信するでしょうか。恐らく、業績至上主義あるいは顧客不在の血の通っていない内容になるのではないでしょうか。そのような大義がないなかでは、メンバーは自分自身の仕事の意義を感じにくいため、方針が本気で実行される可能性は低くなり、このリーダーのもとでの事業的成功はおぼつかないでしょう。

自身が成長するために、具体的にどのような経験をどのような場面で体験しなくてはいけないのか?「成長・キャリアアップに繋がる仕事」を意図的に設計することがとても重要です。企業は自社のリーダー育成のために、リーダーの成長に必要な経験を明らかにし、そしてその経験を網羅的に積めるよう、ポジションや仕事・役割を、意図的にローテーションさせていくことも有効です。私たちはこれを「成長経験デザイン」と呼んでいます。