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新入社員が会社の上司に期待することは何か?【新入社員4月の実態調査⑥】
2024.05.28
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- 調査報告
弊社SWITCH WORKSでは、岡山県下の企業に就職した新入社員が抱える、企業選びや働き方における意識・価値観の傾向を把握するために、今年度も入社初週の新入社員たちに調査をいたしました。
今回の記事では、岡山の企業に就職した新入社員が「会社の上司に期待している・求めていることは何か」についての調査結果をご紹介いたします。
調査の概要
〇調査対象者・サンプル数
2024年度4月に実施された、弊社の新入社員研修の受講生。
【合計人数】131名(計27社)
【性別】男性:76名 女性:55名
【卒業学校種別】大学院卒:6名 大学卒:82名 短大・専門・高専卒:31名 高校卒:11名 会社員:1名
〇調査期間
2024 年 4 月 2 日 ~ 4 月 7 日
〇調査方法
研修開始前に、オンラインでの質問紙調査によって実施。
まずは2024年度のみの結果を確認すると、上司に期待することとして過半数以上が挙げる要素は「相手の意見や考え方に耳を傾けること」でした。
これは、質問⑤:新入社員はどのような職場で働きたいと思っているのか?の3位が「お互いの個性を尊重する」であったことと重ねて、現代の若者の価値観に非常に重要な要素であることが推測されます。
また、2番目に「一人ひとりに対して丁寧に指導すること」について、弊社の2023年度の毎月の継続調査でも、指導の丁寧さが新入社員のモチベーションに大きく影響していることが見て取れたため、やはり重要な指標であることが分かります。
全体として求める上司像は「前に立って背中で語り、成果で示す」タイプよりも、「部下をよく見て適切なフォローやフィードバックができる」、マネジャーとして求められる能力を備えたタイプであると考えられます。
つづいて直近4年間の結果を比較すると、例年と比較して求める上司像についてはあまり大きな変動はなく一定していることが分かります。
その中でも「職場の人間関係に気を配ること」が上昇し、「言うべきことは言い、厳しく指導すること」 が下落していることについては、昨今の新入社員の意識の傾向を表す一つの材料として見れるのかもしれません。
また弊社での別調査で、人事や管理職の新入社員への悩みで最も多かったのが「メンタルが弱い」であったことから、上記の新入社員の期待の傾向と上司側の指導で厳しくしなければならない時とで、現場では育成についてのジレンマが発生しているのではないかと推測がされます。
新入社員と現場の先輩・上長との関わりの質と量は、新入社員の組織定着に対して非常に大きな影響を与える要因であると言われており、いかに関係性を構築するかが新人の成長・戦力化において重要であるとされています。
しかし上司側にとっては、自分の関わり方や指導について「今の自分のやり方が正しい」という確証を持つことは難しく、手探りになりがちです。若手が指導の中心になれば、自分の教え方や関わり方に対してはたして正解なのか疑問や不安に感じることが多く、年齢層が高ければジェネレーション・ギャップ(世代間による価値観の差)に困ることが多いです。
そこで弊社では、新入社員と現場の上司・先輩たちとの円滑なコミュニケーションのサポートツールとして「新入社員フォローアップコース」をご用意しております。新入社員の組織適応の支援施策としてはもちろん、現場環境の診断や改善点の発掘などにもご活用が出来ます。
ご興味のある方は、以下のリンクより詳しい内容についてご確認ください。
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