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【竹本塾 No. 37】自社に合った人材を採用する質問とは
2020.10.22
コラム
採用面接では、"適正な質問"を投げかけることで、求職者の人格・思考が理解できる

面接ではつい「成果を上げられる人物かどうか」をジャッジしようとしていませんか。例えば「即戦力として活躍するかどうか」や、ポテンシャル採用であっても「中長期的に活躍できるどうか」など、応募者の能力やスキルが気になってしまうものです。
しかし、本当に注意して見抜くべきポイントは、「自社に合う人材かどうか」です。どんなに経験豊かで能力の高い人材でも、その人にとってのびのびと発言や行動ができる、その人にフィットした環境でなければ、なかなか思うように成果を上げられるものではありません。
つまり、「自社に合う人物かどうか」という観点で人材の良し悪しを見抜き判断することは、面接ではとても重要なポイントとなるのです。
自社にとって良い人材を定義し、適切な3つの質問を投げかける
良い人材を定義するとすれば、
・自社の企業文化や組織風土にマッチする人材。
・入社後に活躍する可能性が高い。
・組織や職場環境に適応し、個性を発揮して自発的に成果を追求できる。
こういった人材であれば会社をすぐに辞めることなく、組織内でのコミュニケーションも円滑に取りながら自己成長できるはずです。
その上で、面接で自社に合う人物かどうかを見極める3つの質問があります。
1つ目は「企業理念や価値観について意見を求める」というものです。この質問により企業が目指す理想と個人の想いが共鳴しているかどうかを見抜きます。向かうべき方向性が同じであれば、たとえ困難に際した場合でも一致団結して乗り越えられる、自社にとって良い人材であるに違いありません。
2つ目は「どんな風に仕事を進めたいタイプか」を探ります。行動特性、社内外とのコミュニケーション力を探ります。仕事の進め方やコミュニケーションの取り方を具体的にヒアリングすることは、今いる人とうまく協働してやっていけるかどうかを見極める上でとても役立つ情報です。
3つ目は「組織の課題や問題点を正直に話してみる」というものです。競合他社や応募者の現職と自社を比べて、差異や劣っていることを提示し、意見を求めます。隠していても入社後しばらくすれば明らかになることです。面接の時点で説明してしまってストレス体感度合いや、価値観を見抜く方が懸命です。
面接で自社にとって良い人材か、悪い人材かを見抜くためには、自社に合うかどうを判断するに尽きるのですが、そのためにはまず面接官自身が自社を改めてよく理解することが大切です。
自社について、自分自身がどう感じているか、経営者や社員がどう思っているか、競合他社と比べてどうか、理念や企業文化を自分自身が評価してみましょう。
その上で、自社に合う人材を明確に定義し、客観的に評価することで、面接で人材の良し悪しを瞬時に見抜くことができるようになるのではないでしょうか。
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