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面接の罠【コミュニティラポール:小林の採用手帳vol8】
2023.07.25
- ラポール小林の採用手帳
- 竹本塾・竹本図書館
新卒採用の面接について
面接は選ぶ視点だけではなく、選ばれるための視点を持って取り組むことが重要です。
近年では、内定辞退の割合が増え、欲しい学生にどうやって選んでもらうのかも苦労されていることかと思います。
新卒採用は、今あるスキルや知識よりも今後活躍するかどうかポテンシャルを見極めることが重要になってくるため、学生の本音と深層心理を探ることが大切です。
しかし、学生側も選考に受かるために事前に質問を想定し、用意周到に回答を準備しています。ここに緊張感があることで、より一層学生の本音が見えづらくなります。
面接の罠とは?
こういった状況を打破するためには、面接時でも選ばれるための視点で学生に寄り添うことが重要です。
「マイナビ2023年卒学生就職モニター調査」によると、「その企業に入社をしたいと最初に強く思ったタイミング」は、
1位がインターンシップ・仕事体験、2位が面接時という結果でした。
このことから、面接の場面でどのような接点を持つかが非常に重要であることがわかります。
このコラムで何度もお伝えしている通り、学生はやりたいことがないという状況下では、自分の能力が発揮でき、働くイメージが湧く企業に興味を持ちます。
まずは、その学生の粗を探し見極めるようとするのではなく、受け入れる意識が必要です。
面接官が楽しむ気持ちと、良いところを見つけようとする意識が伝われば、学生も安心して自己開示を行います。
また、面接時のフィードバックも効果的に働きます。
「弊社のこんな場面で〇〇さんの強みは生かすことができるかもしれませんね」といった承認や、「〇〇さんはこんな強みもあると感じました。〇〇と言った場面でその強みは生かすことができるかもしれませんね」など、本人が気づいていない強みを伝えてあげることで、「この企業は自分と向き合ってくれる」と感じるでしょう。
このように学生を承認し、心理的安全性を感じる空間を作ることで、本音を引き出す質問が効果的に働き、自社への志望度が上がることにつながります。「学生に媚びすぎなのでは」という意見もあるかもしれませんが、これほどまでに採用は複雑化しており、片手間では成功に繋がりません。
採用こそが、今後の会社を担う重要な経営戦略であるからこそ、手間をかけることをお勧めします。
人材採用にお悩みのある方やご興味のある方は、一度お気軽に弊社コミュニティラポールのHPを訪れてみてください。
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