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部下に信頼される上司と部下が離れていく上司の違い①【人材育成のタネ,vol.18】

2023.08.01

  • 人材育成のタネ
  • 竹本塾・竹本図書館

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信頼される上司・信頼されない上司の差とは?

 

組織文化の根強い企業において、上司の存在は部下の人間関係や帰属意識に大きく影響します。

日本産業カウンセラー協会の「働く人の電話相談室」結果報告(2016年)によると、悩みの相談相手として第一に公共機関、第二に上司に相談するというケースが増えているとのこと。一方で、「人間関係」「ハラスメント」の悩みの原因はという調査では、回答者の52.7%が上司(役員を含む)であると答えています。

 

このことから上司が部下のモチベーション、パフォーマンスを良くも悪くも左右する存在であることが分かります。今回は、部下に信頼される上司と、部下が離れていく上司の特徴について触れていくとともに、リーダーに求められる性質について考察していきます。

 

 

 

上司が絶対にすべきこと

 

上司が会社から求められる重要な責務の一つは、仕事を進捗(しんちょく)させることです。人は仕事を終えた時や目標を達成した時、大きな喜びを感じ、強い高揚感を覚えます。

では、仕事を進捗させるために上司がすべきことは何か。重要なのは、具体的な目標を設定することです。目指すべき目標とその仕事が重要であるという理由をはっきりさせておくことで、部下は仕事のペースを上げることができます。逆に、仕事がはかどらないケースとしては、目標があいまいで分かりにくかったり、無計画に目標を変更したりという場合が多いです。

 

 

仕事の進捗を後押しすることと同様に、上司が重要視することとして、部下を人間として尊重することが挙げられます。

組織で働く上で、人間関係が及ぼす影響は軽視できません。例えば、上司や同僚が協力的で、新しいアイデアを歓迎する雰囲気の職場では創造性が高まります。さらに、職場の人間関係をポジティブにとらえている社員は、生産性や仕事への意欲、チームワークへの貢献などで高いパフォーマンスを発揮する傾向にあります。感情や認識によってモチベーションが変化することは不思議なことではありません。上司が正当な評価や姿勢を示すことで、部下は進んで仕事を引き受け、大きなエネルギーを傾けるはずです。

 

 

 

上司であれば、正論を部下に伝えなければならない場面もあります。そんなときに、かわいらしい要素を持った人であれば、ただ怖いイメージしかない上司よりも、余計なプレッシャーを感じずに言葉を受け入れやすいはずです。また、ユニークでかわいらしいキャラクターは人を引き付けたり、癒したりもするので、自然と人が集まり、コミュニケーションを円滑に進めることができます。

部下に信頼される上司を目指すのであれば、普段から仕事の話だけではなく、プライベートな趣味の話をするなど、自分の魅力を部下にアピールすることも必要と言えるでしょう。部下が離れていく上司については、次回紹介したいと思います。

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